リサイクル全国情報

リサイクルが定着するまで

リサイクルは、今や当然のこととなってきましたが、平成初期の頃までは、リサイクルが今ほど定着していませんでした。また、リサイクル技術も無かったことから、要らなくなったものの多くはゴミとして扱われ、廃棄されていました。しかし、2000年4月に施行された「容器包装リサイクル法」から、ゴミの仕分け方法が一段と区分化されるようになり、今では多くのものがリサイクルされるようになってきました。最近では、資源ゴミや粗大ゴミなど、ゴミの種類も、用途によって細かく区分されるようになってきました。
リサイクルがなされるようになったのは、日本では、奈良・平安時代の頃からといわれています。この時代は、さまざまな書物が著されたことからも分かるように、「紙文化」と呼ばれた時代でした。そのため、紙の需要も多く、紙は再生紙として利用されるようになりました。江戸時代には、古くなった着物や布を繊維状にして再利用し、そこから、産業的にも衣料技術が発展してきました。そして、現在では、ガラスやビン、ペットボトルなど、さまざまなものがリサイクルされるようになりました。
しかし、未だに、ゴミの分別が守られず、また、ゴミの分別基準は難しいため、可燃物と不燃物が混ざった状態でゴミを出してしまう人も見られます。

リサイクルショップ

最近は、雑貨、パソコン、家電、家具、洋服など、さまざまなリサイクルショップが見られるようになってきました。特に、雑貨などを集めているリサイクルショップは、都内だけではなく、地方にも多く点在しています。家具や家電、雑貨などを取り扱っているリサイクルショップには、これから一人暮らしを考えている学生の姿がよく見られます。リサイクルショップで購入する方が、専門の家具屋さんよりも安いからです。また、リサイクル品なので、物も少し古くなっていることから、交渉次第では、さらに値引きされた状態で購入することもできます。
フリーマーケットもリサイクルショップの一種です。「フリマ」と略して呼ばれるほど、フリーマーケットは若者からお年寄りまで、多くの年齢層に親しまれ、各地で行われています。主に、古着やオモチャ、電化製品などの販売が多く、出店者にとっては、ちょっとしたお小遣い稼ぎにもなります。
また、中古本販売チェーンの「ブックオフ」も、本のリサイクルショップといっても良いでしょう。ブックオフは、要らなくなった本を買い取ってくれるお店です。本は、一度読んでしまうと放置されてしまうことが多いため、読み終わったコミックなどをブックオフへ売りに行く若者が多くなっているようです。

家電リサイクル法

リサイクルに関する、さまざまな法律の中でも、最近、制定されたものに「家電リサイクル法」というものがあります。「家電リサイクル法」は通称で、正式には「特定家庭用機器再商品化法」といい、平成10年6月5日に制定されました。そして、平成15年6月18日には改正されています。家電リサイクル法は、家庭用の電化製品をリサイクルすることで廃棄物をなくす、ということが目的となっているだけではなく、家電をリサイクルすることで資源を有効に利用できることになる、という利点もあります。家電リサイクル法に関係のある家電というのは、主に、エアコン、冷蔵庫、洗濯機などが挙げられます。
家電リサイクル法が制定されてからというもの、私たちは、簡単に家電を処分できなくなりました。多くの人は、家電を新しく買い換える時に、古い家電を処分することになります。その際、古い家電を家電量販店や自治体などに引き取ってもらうことになりますが、手数料がかかります。
トラックなどで住宅を回ってくる家電引取業者などの中には、引取無料のところが多いのですが、海外へ輸出してしまうケースや不法投棄をされてしまう恐れがあるため、注意が必要です。

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リサイクルという言葉よりも、「廃品回収」という言葉の方が、よく耳にしていたことのある人も多いことでしょう。廃品回収は、小学校や中学校、または町内会などで実施されていることが多く、現在も、地域によっては行われています。廃品回収が、今で言う、リサイクルの先端を行っていた、と言っても過言ではありません。廃品回収は、たいてい、軽トラックなどを使って、担当地域を回ります。回収されるものの多くは、新聞紙や雑誌、段ボールなどが最も多く、場所によっては、タイヤやビンなども回収します。回収したものを再利用し、そこで得た財源を小学校や中学校、町内会で使うことになります。それから、古新聞、古雑誌などの回収で、よく「ちり紙交換車」が回ってくることもありますが、これも、廃品回収の一種になります。
ただ、最近、問題になっているのは、廃品回収業者に悪質な業者がいることです。小学校や中学校、町内会の廃品回収は問題ありませんが、業者として運営されているところは、よく注意しなければなりません。通常、廃品回収は無料で引き取ってくれるものですが、莫大な料金を取ろうとする業者は、危険な業者といえるでしょう。しかし、「家電リサイクル法」の施行から、家電の場合は、引き取ってもらう際、料金が発生することになりました。その点を、十分、把握しておかなくてはなりません。